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山本由伸の投球フォームの特徴3選!アーム投げだが肩とヒジを上手く使う

山本由伸の投球フォームの特徴3選!アーム投げだが肩とヒジを上手く使う
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ドジャースの山本由伸投手の投球フォームの特徴として3つ挙げてみました。

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目次

山本由伸投手の投球フォームの特徴

特徴1 肩甲骨と肩関節の使い方

山本由伸投手の投球
画像引用:Jスポーツコラム

山本由伸投手は、アーム投げと言われる投球フォームです。
アーム投げは、肩甲骨や肩関節を柔軟に使えていないことが多いですが、山本由伸投手はアーム投げでありながら肩甲骨と肩関節を柔軟に使っているところに特徴があります。

下記は、山本由伸投手をスカウト当時からよく知るオリックスのスカウト担当の山口和男さんの週刊文春でのコメントです。

・山本投手の投げ方はアーム投げと言われるが、実は違う
・テイクバック(右腕を後ろに引くこと)から、トップを作る(右手を上に持っていく)時に肩甲骨や肩関節をとてもうまく使っている
・アーム投げは肩甲骨や肩関節をうまく使えていないが、山本投手はそうではないので一般的に言われるアーム投げではない
・トップの位置からボールを離すリリースの瞬間までが長いので、腕の振りをより加速させることができている

特徴2 前足によるストライドの大きさ

山本由伸投手の投球
画像引用:https://hochi.news/

元プロ野球選手で投手だった山口さんは、山本由伸投手のピッチングフォームについて次の点にも言及されています

・腕の使い方以上に特徴的なのは、前足によるストライドの大きさです。
・だから肘を上げたトップの位置からリリースまでの距離がとれ、より大きな力を生み出せる

画像で確かめてみます。2019年11月の日本対プエルトリコのシーンです

確かに前足である左足を大きく踏み出して投げています。通常のピッチャーよりも踏み出す幅が大きいです。
より速く大きく腕を触れて、スピードが生み出せるわけですね。

また、ストライドを長くとるため、腕が体に隠れてバッターから見えにくくなり、球の出どころが見にくいフォームになります。これも山本投手の投球の特徴です。

特徴3 胸部のしなやかさ

山本由伸投手の投球
画像引用:https://hochi.news

スカウトの山口さんとトレーナーの高島誠さんは次のように解説されています。

 
・前足を大きく踏み出してストライドの距離をとる際、上半身は後ろに残っている
・そうすると「捻転差(ねんてんさ)」という回転運動を始める際、ひねりの力をより大きく発揮できる
・この動作がうまくできているため、アーム投げにありがちな腕だけで投げるような形にならず、肘にかかるストレスが小さくなり球威が大きいボールになる。
・あれだけ前に行って腕をしならせられるのは高い技術に基づいているから

確かに胸をしなやかに使っているのがわかります(2020年のキャンプにて)

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山本由伸投手とダルビッシュ有投手の投球フォームの違い

ダルビッシュの投球
画像引用:https://www.sponichi.co.jp/

山本由伸投手の投球フォームは「アーム投げ」
ダルビッシュ有投手の投球フォームは「ショートアーム」

「アーム」という文字が入っているため、似たピッチングフォームと思いがちですか、実は腕とヒジの使い方が真逆のフォームだと言えます。

こちらは、2020年7月のキャンプでのカブス時代のダルビッシュ投手のピッチングフォームです。
右ヒジを上の山本由伸投手に比べてより小さく折りたたんでいるのがわかります。

これは「ショートアーム」と言われる投げ方です。

ショートアームは、ボールが自分の体に隠れる時間が長くなるため、バッターはボールの出どころがわかりにくくなります。
プロ野球界では、このショートアームの投げ方が現在の主流だと言われています。

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まとめ

ドジャースの山本由伸投手の投球フォームの3つの特徴を上げてみました。

最後までお目通しいただきありがとうございました!

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