足立区が生んだスーパースター武居由樹(たけいよしき)選手がついに無敗のままチャンピオンになりました。
武居由樹選手の8KOの全シーンを動画と詳しい文章でお伝えいたします。
武居由樹の8KOの動画と詳しい解説
武居由樹選手は無敗かつすべてKOで世界戦まで辿り着きました。
その全8試合の8KOのシーンを動画と文章の詳しい解説でお伝えいたします。
第1戦 武居由樹 VS 高井一憲(中日)
・2021年3月11日
・1ラウンド 1分43秒 TKO(テクニカルノックアウト)
・下の動画をクリックすると、ダウンシーンから始まります(出典:YouTubeチャンネル BOXING ARMY)
・ダウンから立ち上がった高井選手を武居由樹選手が一気に詰めます
・パンチがあたる際の衝撃音がものすごいです
・この試合、武居由樹選手は一発もパンチをもらいませんでした
- 左のボディから右フック4発のコンビネーション。早い回転の連打で攻め立てる
- 連打の中から、強烈な右アッパーで最初のダウンを奪う
- 立ち上がった高井選手に高速で詰め寄り、パンチを10発以上まとめて打ちロープに追い詰める
- 最後は得意の重い左フックがクリーンヒットしノックアウト
- デビュー戦とは思えない落ち着いた試合運び
第2戦 武居由樹 VS 武田梓(高崎)
・2021年9月9日
・1ラウンド 2分57秒 TKO
・下の動画をクリックすると、約10秒後にノックアウトシーンとなります(出典:YouTubeチャンネル BOXING ARMY)
・強烈なパンチがヒットし、レフェリーがすぐに試合を止めました
- 対戦相手の武田選手は、拳の怪我からの復帰戦
- 武田選手のやる気と闘志が軽快な動きとフットワークからうかがえる
- 武居由樹選手が中間距離から右ジャブ、左ボディを的確にヒット
- 武田選手の意識がボディに下がったところを、武居由樹選手の狙いすました右フックが顔面にクリーンヒット
- 武田選手がたまらずダウン
- かろうじて立ち上がるも足元がふらつきレフェリーがすぐさまストップ
- レフェリーに抱えられて、落胆してセコンドに眼をやる武田選手の表情が切ない
第3戦 武居由樹 VS 今村和寛(本田F)
・2021年12月14日
・1ラウンド 0分59秒 TKO
・下の動画をクリックすると約10秒にノックアウトシーンとなります(出典:YouTubeチャンネル スポーツで旅する昭和のお兄さん)
・豪快かつ電光石火のノックアウトです
- お互い距離を探り合う場面
- 二人が同時に前へ出てぶつかり合う
- 武居由樹選手が右フック、左のフェイントを挟んでの強烈な右アッパーがヒットする
- さらに追撃の左フックを当て、今村選手がたまらずダウン
- 連打の最後の右フックは、既に今村選手が崩れ落ち始めたため空振り
- カウントスリーで立ち上がり意地と根性を見せるがすぐに膝から崩れ落ちストップ
第4戦 武居由樹 VS 河村真吾(堺春木)
・2022年4月22日
・2ラウンド 1分22秒 TKO
・対戦相手の河村選手は、武居由樹選手にとって初めての日本ランカー
・かつ今回が初の10回戦で4試合目にして一気にステージが上がった試合
・下の動画をクリックするとすぐにノックアウトシーンが始まります(YouTubeチャンネル PXB OFFICIAL)
- 右のジャブをチョンチョンと出しながら距離を測る武居由樹選手
- 早い右ジャブから左ボディのコンビネーション
- 反撃してくる河村選手の左のダブルをバックステップでかわす
- 直後に距離を一気につぶすように飛び込んでの右フックがクリーンヒット
- 河村選手は意識を断ち切られたようにあお向けにダウン
- レフェリーはカウントを一切取らずにすぐに試合を止めた
第5戦 武居由樹 VS ペテ・アポリナル(フィリピン)
・2022年8月26日
・5ラウンド 2分07秒 TKO
・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ
・初めてのタイトル挑戦
・下の動画をクリックすると第1ラウンドの打ち合いのスローシーンから始まります(YouTubeチャンネル PXB OFFICIAL)。
・早送りせずそのまま御覧いただくとのすぐにノックアウトシーンになります
- 武居由樹選手は、恐れずに果敢に打ち合いに挑み、リング中央で打ち合いに
- 打ち合いを制した武居由樹選手がチャンピオンをコーナーに押し込む
- チャンピオンが意地をみせて打ち返すも冷静にガードしてパンチをいなす
- 武居由樹選手が、相手の一瞬のスキを突き左フックをクリーンヒット
- たたらを踏んで後退するチャンピオン。レフェリーがすぐに試合を止めた
チャンピオンは「何で止めるのレフェリー」と少し不服そうに見えました。
ただ武居由樹選手の強烈な左フックがクリーンヒットしており、チャンピオンの足はかなりぐらついていました
第6戦 武居由樹 VS ブルーノ・タリモ(オーストラリア)
・2022年12月13日
・11ラウンド 2分17秒 TKO(負傷によるレフェリーストップ)
・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級の初めての防衛戦
・バッティングに苦しめながら初めて長丁場の11ラウンドを戦った試合
・最初の動画は1~3ラウンドのハイライトシーンの動画で、クリックすると迫力ある打ち合いのシーン、バッティングシーン、打ち合い、2度目のバッティングシーンと続きます(YouTubeチャンネル PXB OFFICIAL)
- ブルーノのヒットマッスル(背中の肩甲骨周りの筋肉)はコブラのように発達しており、ハードパンチャーだとわかる
- 1ラウンド、左フックからコンビネーション3発を放つもバッティングを受け左目上をカット
- 出血で気がせいたのかラッシュをかけ左フックを当て、右フックでダウンを奪う
- 立ち上がったブルーノをコーナーに追い込み連打するも右のカウンターを受けのけぞる
- その後リング中央で再びバッティングを受ける。ゴツッという鈍い音が響き渡る
- 3ラウンド、前に出てくる相手にカウンターの右アッパーを当てぐらつかせる
・次の動画をクリックすると第11ラウンドの途中から始まります(YouTubeチャンネル スポーツで旅する昭和のお兄さん)
・このラウンドの途中でブルーノ選手の右目の上のカット(傷)が大きく深いためレフェリーが試合を止めました
- 試合は11ラウンドまでもつれ込んだ
- ポイントは十分に取り無理に倒しに行く必要はないとの判断からか、武居由樹選手は足を使ってリングを大きくサークリング
- 11ラウンドでこのフットワークが使えるのは相当なトレーニングを積んできた証
- 2人が交錯してもつれあい倒れこむ場面も
- 試合が再開するとレフェリーがブルーノ選手の右目の上の傷をドクターにチェックさせる
- ブルーノ選手の右目の上の負傷により試合続行不可能とレフェリーが判断し試合を止めた
- 武居由樹選手が相手に膝をついて挨拶し、その後相手セコンドへも挨拶
第7戦 武居由樹 VS バルドナド(フィリピン)
・2023年7月25日
・3ラウンド 1分08秒 TKO
・54.0キロの契約体重での8回戦
・下の動画をクリックすると、しばらくしてダウン・ノックアウトシーンが始まります(YouTubeチャンネル スポーツで旅する昭和のお兄さん)
- 相手をコーナーに追い込みコンビネーションを放つ
- バルドナド選手も打ち返すが、たまらずクリンチに
- 再開後、再びコーナーに押し込み、右ストレートを当てた後、重い左ボディを突き刺す
- 一瞬の間を置いて、バルドナド選手が倒れこみ悶絶
- レフェリーはカウントを始めるも、すぐにこれは立てないと判断して試合を止めた
第8戦 武居由樹 VS ディアス(メキシコ)
・2023年12月26日
・2ラウンド 2分03秒 KO
・54.5キロ契約体重8回戦
・下の動画をクリックしてしばらくすると、ノックアウトシーンが始まります(YouTubeチャンネル スポーツで旅する昭和のお兄さん)
- ほぼワンパンチでのノックアウト
- お互いに足を止めた中間距離の状態から、武居由樹選手が左ボディフックを強振
- 爆発的な衝撃音が響き渡り、ディアス選手が崩れ落ちる
- レフェリーはカウントを開始するもディアス選手は悶絶して苦しむ
- 立てないと判断したレフェリーが試合を止めた
武居由樹 第9戦【世界戦】(ジェイソン・モロニー)の動画
・団体 : WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)
・王者 : ジェイソン・モロニー
・挑戦者 : 武居由樹・たけいよしき(WBOバンタム級10位)
・日時 : 2024年5月6日
・会場 : 東京ドーム
3-0の判定で武居由樹選手がモロニー選手に勝ち、新チャンピオンとなりました。
こちらの動画は、最終12ラウンドにモロニー選手の猛攻をしのぎ切ったヒヤヒヤドキドキのシーンです。
これマジでやばかったわ
— こうこう (@kohtown1) May 6, 2024
執念の勝利やな#武居由樹 #LiveBoxing8 #プライムボクシングpic.twitter.com/QyRZfKBIKk
武居由樹のプロフィール
武居由樹選手の公式ウェブサイトからの引用です
武居由樹
(たけい・よしき)
1996年(平成8年)7月12日、東京都足立区生まれ。
10歳でキックボクシングを始め、足立東高時代はボクシング部でも活躍。
2014年11月にKrushでキックボクシングデビューし、17年4月には第2代K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王座を獲得。2015年8月から無敗で、トップ選手として団体をけん引。
23勝(16KO)2敗の戦績を残し、20年12月に王座返上と、ボクシング転向を発表。元世界3階級王者の「激闘王」八重樫トレーナーに師事し、2021年3月のプロボクシングでのデビュー戦を1回TKO勝利で飾る。
4連勝で迎えたプロ5戦目で、東洋太平洋スーパーバンタム級王者ペテ・アポリナルに5回TKO勝ちし、王座獲得に 成功し世界ランク入りも果たした。バンタム級転向のため、2023年11月28日にタイトル返上。
ここまでの戦績は8戦8勝(8KO)。
大橋ジム所属。身長170センチ、血液型はB型。
引用元:武居由樹選手の公式WEBサイト
まとめ
足立区が生んだスーパースター武居由樹選手の9戦9勝8ノックアウトを動画と詳しい文章でまとめてみました。
最後までお目通しいただきありがとうございました!