金融庁に業務出向している30代の裁判官がインサイダー取引の疑いで、関係各所に強制捜査が入ったとの報道がありました。
この裁判官は、金融庁でTOBをする企業が提出する書類の審査をしていたとのことです。
世間では、法の番人であるはずの裁判官が、金融業界では犯してはならないインサイダー取引をしていたと聞き、大きな驚きと憤りの声が広がっています。
【追記】71期生の出向者では?との投稿も
公表されている、裁判所から金融庁への出向人事リストをもとにすれば、絞り込めそうな感じではあります。
調べれば、名前わかりそうな情報量。山中先生のブログで(文字数)
— 法テラ弁 (@9L1ZTxR8630irXW) October 19, 2024
金融庁出向の裁判官 インサイダー取引の疑い 関係先を強制調査 | NHK https://t.co/waLMKwjlDF
つぎのような投稿もありました。
2024年の4月に金融庁に出向した裁判官は71期生で、71期生は2人だとする投稿です。
71期の2人のうち何れかですね。
— リーチ一発ツモ裏1 (@luckymangan) October 19, 2024
疑いがある方も推定無罪ではあるけど、推定ですらない無罪どころか何もやってない一方の裁判官からすると、迷惑この上ないな。 https://t.co/44Wa3iTdnq
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引
金融庁に仕事として出向している30代の裁判官がインサイダー取引をした疑いで、関係先に強制調査が入りました。
・裁判所から金融庁に出向した直後の2024年4月からインサイダー取引を開始
・証券取引等監視委員会(SEC)の調査が入る8月まで不正取引を繰り返していた
・金融庁での肩書は、金融庁企業開示課の課長補佐だった
※中日新聞を参考に作成
この裁判官は誰?
現時点では、裁判官の名前や詳しいプロフィールは公開されていません。
この裁判官に関してわかっていることを整理いたします
・30代
・裁判所から金融庁に業務出向している
・4月から金融庁企業開示課課長補佐として勤務していた
・いろいろな経験を積むために他の行政機関へ出向を命じられた
・TOBを予定する企業から提出される書類の審査を行う業務を担当
・職務で知ったTOB企業の株を本人名義で、着任後すぐの4月から8月の間繰り返し売買していた
この先、本人の実名が公表されるかどうかはわかりませんが、情報が出次第追記していきます。
何がまずいのか?
まず、インサイダー取引というのは、非常に重い罪です。
内部の人しか知りえない情報を使って、自分や自分の関係者が株式市場とい公共性の高い装置を使って不当に金もうけをするというとても「ひきょう」な行為です。
これも驚きのニュースですね。法の番人なのに>【速報】金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引していた疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が強制調査していたことが分かった:時事ドットコム https://t.co/mRabBQyiQt
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) October 19, 2024
そして、法の番人である裁判官という立場にあるものが、なおかつ株式市場の公平を保つ立場にある金融庁の職員であるときに、2重の意味で不正をしてしまったということです。
大事なことだが、出向受け入れしてたんだから金融庁職員と同じ。
— ロストニ (@Orisikini3) October 18, 2024
「金融庁職員がインサイダー取引疑惑」
ということ。これだけでとんでもない話。
現役警察官による強盗殺人、みたいなことだよ。超超超大問題だわ。
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引って役満感がすごい。経産官僚の補助金詐欺に匹敵するものがある。
— じょん (@John___Bull) October 19, 2024
「金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引」だって、わたしたちに約束はちゃんと守りなさいって言うくせに。 pic.twitter.com/8whvlGdxrI
— シロヤマ@FIREに挑戦/投資・資産形成を楽しもう (@shiroyama007) October 19, 2024
魔が差した?
普通に考えて、「これをやってバレたら捕まる、何もかも失う」と当然に考えるはずです。
ましてや司法試験という難関試験に通って、仕事をバリバリとこなしているはずの30代の現役エリートです。
ネットには「なぜ?」「バレるにきまってるやん」という声があふれています。
『裁判官をしていると、一度は自分も罪を犯してみたくなる』のかもしれません。ワンクリック犯罪だから、抵抗されて怪我をすることもなく、やりやすいのかもしれません。
— 馬場次郎|元キーエンス開発者のエンジニア育成塾 (@BJ_Consulting) October 19, 2024
金融庁出向の裁判官 インサイダー取引の疑い 関係先を強制調査 | NHK https://t.co/eiHkd4nBFg
最近聞いたことないレベルでの、ど真ん中インサイダーで笑ったわ…。
— いっしー (@tomomasa999) October 18, 2024
しかも裁判官とか、アカン奴を早めに炙り出せて良かったと言うべきか…。
—
金融庁出向の裁判官 インサイダー取引の疑い 関係先を強制調査https://t.co/qEYuhPQqSr
つぎのポストにあるように「ピュア」すぎます。アホなのか?
いやいや金融庁出向の裁判官がインサイダー取引の疑いって…。裁判所から金融庁に出向中の30歳代の男性裁判官が職務で知ったTOB情報でインサイダーやってたとあるからうまい仕組みがあるのかと思ったら…なんと"本人名義で売買していた"と。ピュアすぎるだろ…。https://t.co/NIsaYBUjKQ
— 斧口智彦🫠 (@axecm) October 19, 2024
この裁判官はどうなる?
この裁判官は今後どうなるのでしょうか?
色んな人にムチャクチャに怒られることは間違いないです
全方向から怒られが発生するすごい案件だよ
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) October 19, 2024
金融庁出向の裁判官 インサイダー取引の疑い 関係先を強制調査 | NHK https://t.co/LqbHQmdTNM
インサイダー取引は、犯罪行為なので「罪」に問われます
「裁判所」から「金融庁」に「出向」して「TOB審査業務」をしていた「若手裁判官」が「インサイダー取引」とな………ヤバすぎる
— 餡蜜・め (@anmi2me) October 19, 2024
完全に裁判所のメンツ丸潰れだけど、これ執行猶予付けるかなぁ
即懲役だとヤメ判弁護士の道も無くなるよね。で、ギリギリを攻めてるヤバいとこの法務とかに拾われ…闇道
弾劾裁判(裁判官を裁く裁判)にかけられるとする意見とかけられないとする意見があります。
金融庁出向の裁判官 インサイダー取引の疑い 関係先を強制調査 | NHK https://t.co/Fs1KP4ssVz 弾劾裁判でクビ!それ以外認めない
— yama-88(通名) (@pochi88yama) October 19, 2024
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引か、TOB審査を担当し情報入手…証券監視委が強制捜査
— 岡口基一 (@okaguchik) October 18, 2024
しかし、この場合、身分が金融庁の職員なので、弾劾裁判にはなりません。過去にも、法務省出向中に女子トイレで盗撮をした裁判官は弾劾裁判にならずに終わりました。https://t.co/3jnfsYLLoX
裁判官は出向中は裁判所を辞めた形になっており、悪さをしても弾劾裁判にかけられることはなく、法曹資格を確保できるので、お得です。
— 事情通 (@JIJOsBizAdv) October 18, 2024
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引か、TOB審査を担当し情報入手…証券監視委が強制捜査https://t.co/yyIwrRGnuf
年収2000万円を放棄するのか
裁判官で30代半ばだと、年収で2000万円以上はもらっているはずです。
それを捨ててまでチャレンジする価値があるのでしょうか
年収2000万円を捨ててまでする事か?
— 司法書士 玉井良夫 (@tamaiyoshio) October 18, 2024
何も無ければ一生安泰なのに
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引か、TOB審査を担当し情報入手…証券監視委が強制捜査(読売新聞オンライン)#Yahooニュース https://t.co/BhAoeqaXa5
仮にインサイダー取引で2億円もうけたのなら、500万円の罰金ですめばいいかと考えたのでしょうか
金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引か、TOB審査を担当し情報入手…証券監視委が強制捜査(読売新聞オンライン)
— sisuten (@sisuten) October 19, 2024
課徴金は別として、懲役5年か罰金500万円なら懲役だろ。5年の刑務所暮らしで不当に得た利益はそのまま。利益以上に課徴金と罰金を取らないと https://t.co/XVkHXCrufW
職場に居続けるには、相当強靭なメンタルが必要ですね。
過去のインサイダー取引の事例
2023年のスクウェア・エニックスの元従業員によるインサイダー取引では、「懲役3年、執行猶予5年、罰金400万円、追徴金1億7600万円が判決で言い渡されました。
スクウェア・エニックス元従業員に有罪判決 インサイダー取引事件 https://t.co/ZF1iqz9oYb
— Sakura (@Sakura_hirakuyo) June 8, 2023
”…佐崎泰介被告(39)の判決公判が8日あった。安永健次裁判官は懲役3年、執行猶予5年、罰金400万円、追徴金約1億7600万円(求刑懲役3年6月、罰金400万円、追徴金約1億7600万円)を言い渡した”
厳しい。
インサイダー取引は必ずバレると言われています。
「機密情報を取り扱うことになるがインサイダー取引は絶対にバレるので変な気は起こすな。知人や家族名義なら大丈夫と思うかも知れないが絶対にバレる。絶対にだ!」と証券会社での配属初日に散々脅されたので、カラクリはよく分かっていませんがインサイダー取引は絶対にバレるんだと認識しています。
— ひ孫正義 (@yoshiQ1) March 3, 2023
まとめ
金融庁に出向中の裁判所の裁判官がインサイダー取引で、関係先が強制捜査された事件についてまとめてみました。
最後までお目通しいただきありがとうございました。