しまむらと加賀美健さんのコラボ企画が人々の反感を買って炎上してしまいました。
「けしからん」という声が多数ですが、加賀美健さんは実は悪くありませんでした。
加賀美健がしまむらとのコラボ企画で炎上
コラボ企画の概要
洋服を販売する「しまむら」が、シリーズになっている「バースデイ」企画を今回もしました。
今回のコラボ相手は、現代芸術作家の「加賀美健」さんです。
テーマは「こどもの言い間違いや口癖」で、商品に面白いフレーズをプリントした遊び心あふれる企画です。
コラボ企画は直前で中止に
7/29(月)から始まるはずだったコラボ企画は、直前で中止になってしまいました。
理由は、一部商品に載せられた「(パパじゃなくて)ママがいい」「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」などの文言にブチギレる人が続出して、しまむらに苦情やクレームが山のように届いたからです。
それが理由でコラボ企画が中止となりました。
こちらが、「パパたちの反感」を買ってしまった商品です。
加賀美健は悪くない
今回の炎上は加賀美健さんに責任はない、彼は悪くないのではと思われます。
なぜかというと彼のこれまでの作品のテイストが、今回問題になったものと大きく変わらないからです。
次のようなXの投稿がありました。
加賀美健ちょこっと調べた結果、面白さは分からないけどテイストそのままではあるから本人にそんな非はないと思う(コラボ相手考えろよとは思うが)
— ラオウ@埼玉最高 (@fuhai_sekai) July 30, 2024
問題はああいう作風の人を起用したこと、アレをそのまま問題ないと判断して売ってしまうというしまむらグループのセンスと言うか常識のなさ https://t.co/caNWIawEHZ pic.twitter.com/2pjRAcLIGj
「こんな絵私にも描ける」
「奥さんが若い」
「はたらいてばっかじゃなくってたまにはおさんぽつれてって」(by犬)
「実家帰れ」
日常をこういうテイストでスパッと切り取ることを得意とする「現代アーティスト」なのです。
なので、しまむらさんも、加賀美健さんも、企画の狙いも素晴らしかったのですが、詰めがちょっとだけ甘かっただけです。
ちゃんと「パパママいつもありがとう」っていうデザインの靴下も作ってるし。
加賀美健さんの経歴・プロフィール
- 1974年生まれの東京都出身の現代美術作家
- スタイリストのアシスタントとしてキャリアをスタートさせた
- 25歳の時にサンフランシスコに渡り、アートに興味を持ち始めた
- 帰国後、社会現象や時事問題をユーモラスな視点で捉えた作品を発表し高評価
- 作品は、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パフォーマンスなど多岐にわたり、国内外の美術展に参加
- 2010年には自身の店舗「ストレンジストア」を開店し、Tシャツブランド「C(シー)」も設立しています
- 18歳の頃から付き合っている妻の順子さんと結婚、現在は二人で生活
SNSの声
SNSには非常にたくさんのコメントが寄せられています。こちらはその一部です。
しまむらさんも企画の趣旨説明で「ユーモアあふれる」と言っていますので、多めに見てあげる気持ちの余裕も大切ですよね。
ジョークだとか、事実だとか関係なく「家族が笑顔になれる商品」を考えりゃいいのに、わざわざ片方を貶して不快になるデザインを考える時点でクソなんだよなァ
賛否分かれそうな商品だとは思ってたけど、発売中止か… しまむら系列のバースデイってことは製品化までに気の遠くなるような打ち合わせ何度もしてただろうに…
子どもにこんな言葉覚えてもらいたくないよね 普段のバースデイは安いけど可愛いデザイン多いよ しまむらは民度ガーとかいうやついるけど子ども服なんかすぐ着れなくなるんだから普段用はバースデイとかにする人多いよ
ジョークグッズとは言うが、これ男女を逆にしたら今回の10倍は大炎上しそう 何故か男は叩いても良い、みたいな風潮が長年あったけど、やっとここまで男女平等が進んだんだなぁ、と。
パパですけどぜんぜん許せる
確かにクスッと笑えるのもあるけど、親兄弟を揶揄するフレーズはさすがにあり得ない…なんでこの案が通ったの? 性差別もいいところだし兄弟に対して「ずるい」って何?って感じ 着せてる親を見たら絶対距離取るわ…ある意味リトマス試験紙かも
まとめ
炎上している加賀美健さんとしまむらとのコラボ企画についてまとめてみました。
最後までお目通しいただきありがとうございました!