ドジャースの山本由伸投手の投球フォームの特徴として3つ挙げてみました。
山本由伸投手の投球フォームの特徴
特徴1 肩甲骨と肩関節の使い方
山本由伸投手は、アーム投げと言われる投球フォームです。
アーム投げは、肩甲骨や肩関節を柔軟に使えていないことが多いですが、山本由伸投手はアーム投げでありながら肩甲骨と肩関節を柔軟に使っているところに特徴があります。
下記は、山本由伸投手をスカウト当時からよく知るオリックスのスカウト担当の山口和男さんの週刊文春でのコメントです。
特徴2 前足によるストライドの大きさ
元プロ野球選手で投手だった山口さんは、山本由伸投手のピッチングフォームについて次の点にも言及されています
画像で確かめてみます。2019年11月の日本対プエルトリコのシーンです
確かに前足である左足を大きく踏み出して投げています。通常のピッチャーよりも踏み出す幅が大きいです。
より速く大きく腕を触れて、スピードが生み出せるわけですね。
また、ストライドを長くとるため、腕が体に隠れてバッターから見えにくくなり、球の出どころが見にくいフォームになります。これも山本投手の投球の特徴です。
特徴3 胸部のしなやかさ
スカウトの山口さんとトレーナーの高島誠さんは次のように解説されています。
確かに胸をしなやかに使っているのがわかります(2020年のキャンプにて)
山本由伸投手とダルビッシュ有投手の投球フォームの違い
山本由伸投手の投球フォームは「アーム投げ」
ダルビッシュ有投手の投球フォームは「ショートアーム」
「アーム」という文字が入っているため、似たピッチングフォームと思いがちですか、実は腕とヒジの使い方が真逆のフォームだと言えます。
こちらは、2020年7月のキャンプでのカブス時代のダルビッシュ投手のピッチングフォームです。
右ヒジを上の山本由伸投手に比べてより小さく折りたたんでいるのがわかります。
これは「ショートアーム」と言われる投げ方です。
ショートアームは、ボールが自分の体に隠れる時間が長くなるため、バッターはボールの出どころがわかりにくくなります。
プロ野球界では、このショートアームの投げ方が現在の主流だと言われています。
まとめ
ドジャースの山本由伸投手の投球フォームの3つの特徴を上げてみました。
最後までお目通しいただきありがとうございました!